ビジネスロー・ダイアリー

中年弁護士の独り言兼備忘録

ダウンタウンについて③

しかし、これには副作用があるように思う。まずは、他人が用意した舞台で自らの良さを引き出す術が磨かれない点だ。Youtuberは常にセルフマーケティングをしているため、自らの良さを自らで引き出すことには長けているが、他人が用意した舞台で自らの良さ、そして他人の良さを引き出す機会がどうしても少なくなってしまう。その結果、他人が用意した舞台で自らのチャンネル以上の価値を提供するのがどうしても難しくなってしまう[1]。また、セルフマーケティングで有名になったことをどこか卑下しているように見える。辛口系のYoutuberでも、既存のエスタブリッシュメント(企業、テレビに出演している芸能人)とコラボをすると、(炎上狙い等の特殊な場合を除いて)やけに自らを卑下し相手方を誉めるコメントが多いように感じる。

次にNetflixに代表されるサブスクリプションサービスだが、この特徴はやはりリッチコンテンツであろう。

 

[1] 登録者数400万人を超える水たまりボンドのラジオ番組でさえ、1年で打ち切られたのは驚いた。筆者としては満足できるレベルだったが、歴戦のラジオ戦士の耳には物足りなかったのであろう。ちなみに、筆者は霜降り明星の大ファンであり、特にラジオは毎週欠かさず聞いている。霜降り明星のラジオについては別の機会でゆっくり書きたい。