ビジネスロー・ダイアリー

中年弁護士の独り言兼備忘録

ソーシャルメディアから考える参院選①

悲喜こもごもの参院選の結果が出た。自民公明は過半数を参院でも確保し、維新等を含めた改憲派の政党が3分の2を超えたらしい。今後改憲に向けて議論を進めるとのニュースが早速流れている。法律家として改憲に関する自分の考えをいつかまとめたいと考えているが、今回はこの参院選に対するソーシャルメディアの影響について考えてみたいと思った。きっかけは、ご多分に漏れず成田悠輔氏の近著「22世紀の民主主義」に影響を受けたからだ。同著の注釈には日本においては、ソーシャルメディアが政治的分断に与える影響が他の民主国家に比較して弱いということを示す研究があるとの指摘があった。他方、今回の参院選では、参政党が1議席を獲得したり、N国党から出馬していたガーシーこと東谷義和氏が当選したり、ソーシャルメディアの影響が見れた。また、ごぼうの党は多くのインフルエンサーとコラボするも議席を獲得することができず、ソーシャルメディア又はインフルエンサーの限界も垣間見えたように思う。これが今回のエントリーのきっかけだ。

いつものとろりであるが、私は選挙については全くの素人であるので、素人の粗削りな見解として温かい目で見て欲しい。また、認識違いや意見の相違がある場合、積極的にコメントに書き込んでくださると大変嬉しく思う。